ちょっと本筋から外れてしまいますが、参考意見として。
☆子音「r」について
別の掲示板でも書かせていただきましたが、現代フランス語(因みにドイツ語やデンマーク語も)の「r」は口蓋垂(いわゆる、のどひこ/のどちんこ)に呼気を掠らせ、時として振動を伴う音。発音のコツは、水を含まずにウガイをするような感じで、若しくは痰を切る時のような感じで、口蓋垂のあたりに呼気をぶつけて声を出す事です。
一般によく知られている通り、フランス語では一部の間投詞を除いて、いわゆる「h」音(気息音)を発音しません。しかしこの「r」音は日本人の耳には「h」音に非常に似た音として認識される事もしばしば。興味のある向きは『フランス語会話』などで確認してみてください。
それと、SHのメイン・ヴォウカリストの皆さんのフランス語の基礎発音(特に母音)は正直怪しい……というより音節からしてかなりカタカナ語化されている場合も多いので(例:mademoiselle の音節の区切りは「マド/モア/ゼル」だが、『檻の中の花』では「マ/ド/モ/ア/ゼ/ル」と完全に区切られている)、音よりも寧ろ文意に重点を置いて解釈した方がより安全かと想います。